赤鬼と言われレギュラーツアーで活躍したツアープロ、田中文雄プロが開発に参加し、完成させたのが2020 DIRETTO DRIVER（ディレットドライバー）。
このドライバーは、当初、中級上級者向けに開発中だったが、美しい顔に加え、構えた感じのフィーリングは優しく、試打してみると振り抜きも良く、真直ぐ飛距離も出せた。田中プロは「これなら初心者ゴルファーにも使ってほしい」と思い、更にアレンジを加え完成に至った。
「このドライバーはシニアゴルファーやレディスゴルファーにも使って欲しい」と田中プロは言う。「アマチュアゴルファーに難しいスイング理論を教えても中々上手く打てない、上げて振り抜くだけ」と、そう教える田中プロが実際のクラブで実現したのがこのドライバーだ。振ればつかまり、遠くへ飛んでくれる、『簡単なのに鬼のように飛ぶドライバー』田中文雄プロの自信作である。
見た目は、こだわりを秘めたヘッドでありながらどこまでもオーソドックスで、形状は洋ナシ型でアドレスした際にはパーシモン時代の名残が感じられ、落ち着いた感じがある。ティーグラウンドで見ても実に美しいフォルムで、ややフックに設定されたフェースと長めのフォーゼルが曲がらない弾道を実現している。
ゆっくりしたスイングで遠くへ飛ばす田中プロ、往年の飛ばし屋を復活させたフェードの弾道が遠くへ、遠くへ飛んでいった。シニアになって飛距離が落ちるのはあたりまえで、それをカバーするのは道具であると田中プロは言う。田中プロにとっても、このドライバーは落ちた飛距離を取り戻してくれる、その道具になる、正に鬼に金棒である。

「顔は美しい方が良い。構えたら安心感が欲しい。振れば曲がらず真直ぐ飛ぶ。そんなドライバーが私も欲しかった。私自身、落ちた飛距離も戻りました。皆様にお勧めできるドライバーが完成しました。是非試していただきたいです。
田中 文雄 Fumio Tanaka
1945年10月23日生（74歳）
PGAプロ
ツアープロとして活躍、ジャンボ尾崎プロ等名だたる選手と激戦を戦い、その存在を示した。赤ら顔で、強面の風貌から当時のゴルフ界では『赤鬼』の愛称で親しまれた。現在シニアツアーに参戦中。

①ディープトレンチ設計
フェース近くの『ディープトレンチ』（深い溝）によって、たわみ易くし、フェース下部でヒットした時のスピン量を軽減、フケ上がりを防止して飛距離ロスを防ぎます。
②フェース素材 DAT55G
フェース素材に高級チタン素材DAT55Gを採用。爽快な打感と強度アップによる薄肉化を実現し、ルールギリギリの反発力が可能に、より遠くへボールを飛ばします。
③オリジナルカーボンシャフト
ディレット専用シャフト。軽くする設計としながら、シャフトの粘りと走り感を両立するため、中間部～先端に高弾性率カーボンシートを採用している。これにより、軽いながらもインパクト負けしないだけでなくタイミングが取りやすい、手ごたえのある打感とボール初速を向上させる理想のシャフトが完成しました。
④ウエイト装着（ステンレス8g)
ややシャフト寄りに装着し、操作性をアップ。最適な重量バランスを実現。
⑤ホーゼルの差込長さ
ホーゼルの差し込み長さを40mmと長くすることで、ヘッドが余計な動きをしにくく、「ひっかけ」や「曲がり」を防止。
⑥洋ナシ型のヘッド形状
高級感のあるマット仕上げ。パーシモンの流れをくむ洋ナシ型のヘッド形状で、構えた瞬間にボールをつかまえて真っすぐ飛ばすイメージと右手でつかまえにいくイメージを持たせている。

内部構造図
重心コントロールのためのビスはやや内側に配置。操作性の向上を目指し、かつ不快な振動や音を抑制するためにリブで補強し、打感を追求。
ソールの三角形の凹部は限界まで薄肉化。ソールにも飛びのための「たわみ」を持たせた。

断面構造図
高強度 DAT55G材質のフェースからつながるボディは滑らかに板厚を変化させ、部分的な高剛性領域を排除。ヘッド全体のたわみ効果を増大することを目指した。
フェース近くのディープトレンチとソールのへこみ部分により、ミスヒット時のスピン量を抑え、フケ上がりを防止。平均飛距離がアップ。

普段はスイングリズムが早い方なので、田中プロのアドバイスを受け、今回少しゆっくり振ってみました。
まさか１球目から気持ちよくドローボールが打てるなんて思いませんでした。自分のクラブよりも飛んでました、球のつかまりも良く、曲がらないですね。
芯を食った時の感触や打球音も気に入りました。ヘッド、シャフト、グリップと、すべての完成度が高いので安心して振れます。クラウンがマット塗装なので高級感があっていいです。

ワッグルしたときに若干ヘッドの重さを感じて、少し自分には重いのかと思いましたが、このくらいの方がほうがゆっくりバックスイングができて、タイミングも取りやすくストレートボールで飛んでいきました。
長さが４５インチで振り抜きやすいし、球も適度な高さで上がりランがあって、スコアもよく「飛ぶゴルフ」が戻ってきました。
最近『飛ぶ』と評判のドライバーを購入したのですが、そのクラブより飛んでました！

ロフト角（度）	10.5
ライ角（度）	60
ヘッド体積（cc）	450
フェース角（°）	1
長さ（インチ）	45.5

硬さ（フレックス）	R	SR	S
重量（ｇ）	55	55	61
トルク（°）	4.3
調子	中
適応H/S（m/s）	33～40	38～43	42～
バランス（土）	C8